Wahoo KICKR CORE 2 with Zwift Cog and Click レビュー|静音性と安定接続を両立したZwift向けスマートトレーナー

「仕事が終わって帰宅するともう暗い」「週末は雨で乗れなかった」「マンションだから騒音が気になって思い切り踏めない」

ロードバイクに乗っている方なら、こういった経験があるんじゃないでしょうか。せっかく高いお金を出してロードバイクを買ったのに、乗る機会が限られてしまうのは本当にもったいないですよね。

そこで注目されているのがZwiftをはじめとするインドアサイクリング。天候や時間を気にせず、いつでもトレーニングできる環境を作れます。ただ、スマートトレーナー選びで悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

今回取り上げるWahoo KICKR CORE 2 with Zwift Cog and Clickは、静音性、接続の安定性、セットアップの簡単さという3つの軸で、Zwiftを始めたい方に注目されている製品です。

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目次

この製品が注目される理由

Wahoo KICKR CORE 2 with Zwift Cog and Clickは、スマートトレーナーの老舗WahooとZwiftが公式にコラボしたモデルです。初代KICKR COREから7年ぶりの大型アップデートとなり、WiFi接続やRace Modeなど、現代のインドアサイクリングに求められる機能が追加されています。

特に注目されているのが「バーチャルシフティング」という仕組み。付属のZwift Cogというシングルコグを使い、物理的なギアチェンジをせずに仮想的に変速できるため、変速時の「ガチャン」という音が一切しません。マンションやアパートで騒音を気にする方には、大きな魅力になっています。

価格は日本正規代理店で¥132,000(税込)。ミドルグレードとしては高めに感じるかもしれませんが、上位モデルKICKR V6(約¥220,000)の機能をかなりの部分で継承しています。

Wahoo KICKR CORE 2 with Zwift Cog and Clickの詳細を見る

基本スペック

項目仕様
最大出力1,800W
パワー精度±2%
最大勾配シミュレーション16%
本体重量13.6kg
サイズ(展開時)52cm × 59.7cm × 47cm
対応ホイール700C / 29インチ
対応ドライブトレイン8〜13速
接続方式WiFi(2.4GHz)、Bluetooth、ANT+
キャリブレーション自動(不要)

本体のほかに、Zwift Cog(14Tシングルスプロケット・第3世代オレンジ)、Zwift Click(コントローラー・第2世代)、ACパワーアダプター、QRアダプター(130/135mm)、スルーアクスルアダプター(12x142mm/12x148mm)が付属しています。新規Zwiftユーザーには2ヶ月間の無料アクセスも付いてきます(2026年1月6日までに登録が必要)。

注目したい機能

バーチャルシフティング(Zwift Cog & Click)

KICKR CORE 2 with Zwift Cog and Clickの最大の特徴は、バーチャルシフティング機能です。通常のスマートトレーナーでは、リアディレイラーでギアを切り替えるため、どうしても「ガチャン」という金属音が発生します。

バーチャルシフティングでは、14Tのシングルコグ(Zwift Cog)を使い、ハンドルに取り付けたコントローラー(Zwift Click)でZwiftアプリに変速指示を送信。アプリがスマートトレーナーの負荷を調整することで、物理的にチェーンを動かすことなく24段階の仮想ギアを実現しています。

メーカー情報によると、変速音がゼロになるだけでなく、チェーンラインが常に真っ直ぐになることで駆動音も最小限に抑えられるとのこと。レビューでは「早朝5時に家族が寝ている横でトレーニングしても問題ない」という評価が見られます。

WiFi接続とRace Mode

KICKR CORE 2では新たにWiFi接続(2.4GHz)に対応しました。Bluetoothよりも高速かつ安定したデータ通信が可能で、Zwiftレース中に接続が切れるストレスが軽減されるという声があります。

Race Modeは、パワーデータの送信頻度を通常の1Hz(毎秒1回)から最大10Hz(毎秒10回)に上げる機能です。Zwiftレースでスプリントやアタックをした際に、より素早くワット数が反映されるため、競技志向のユーザーに評価されています。

自動キャリブレーション

従来のスマートトレーナーでは、トレーニング前にスピンダウン(キャリブレーション)作業が必要でした。KICKR CORE 2は自動キャリブレーション機能を搭載しており、バイクにまたがればすぐにトレーニングを開始できます。メーカーによると、常に±2%の精度が維持されるとのことです。

Sensor Hub(Bluetoothブリッジ)

Apple TVでZwiftを使う場合、Bluetooth接続数の制限が問題になることがあります。KICKR CORE 2のSensor Hub機能は、心拍センサーなどのBluetoothデバイスを中継することで、この問題を解決します。

専門家やユーザーの評価

海外の著名なサイクリングガジェットレビュアーDC Rainmakerによるテストでは、パワー精度について複数のパワーメーター(Garmin Rally、SRAMクランク)と比較して±1.5%以内の誤差範囲に収まっていると報告されています。仕様上の±2%よりも良好な結果です。

また、「本質的に無音。ドライブトレインの音のみ」という静音性への評価も見られます。トレーナー自体の稼働音よりも、冷却用のファンの方が大きく聞こえるレベルとのことです。

日本語のレビュー(幻想サイクル)では、バーチャルシフティングによる静音性が高く評価されています。一方で、フライホイールの初期不良があったという報告もあり、出荷前検査の品質に疑問を呈する声もあります。ただし、日本正規品であれば代理店経由でサポート対応が受けられます。

Bicycle Clubの記事では、WiFi接続による安定性や自動キャリブレーションの利便性が紹介されています。「バイクに跨るだけでトレーニングを始められる」という手軽さが魅力として挙げられています。

評価されているポイント

静音性が高い

バーチャルシフティングによって変速音がゼロになる点は、多くのレビューで評価されています。従来のスマートトレーナーでは、ディレイラーがチェーンを動かす際にどうしても音が発生しますが、KICKR CORE 2 with Zwift Cogではその音がまったくありません。

チェーンラインが常に真っ直ぐになることで、ペダリング中の駆動音も軽減されるとのこと。マンションやアパートで早朝・深夜にトレーニングしたい方には向いています。

接続の安定性

WiFi接続に対応したことで、Bluetoothでの接続切れに悩まされていたユーザーから好評を得ています。特にZwiftレース中の接続トラブルは致命的なため、安定性を重視する方に選ばれているようです。

Race Modeによる高速なパワーデータ送信も、レースでの反応性向上に寄与しているという評価があります。

セットアップが簡単

カラーコード付きの部品とQRコードで動画ガイドにアクセスできる仕組みにより、初心者でも組み立てが簡単という声があります。脚部のパーツは色分けされており、どこに取り付ければよいか直感的にわかるようになっています。

8〜13速のほぼすべてのバイクに対応しているため、複数のバイクを家族で共用する場合にも便利です。カセットの交換なしで異なる変速段数のバイクを使い回せます。

気になる点・注意点

価格は高め

¥132,000(税込)という価格は、Zwift Hubの¥79,800と比較すると約5万円高くなります。初心者にとっては高額な投資に感じるかもしれません。ただし、WiFi接続やRace Mode、自動キャリブレーションなど、Zwift Hubにはない機能が搭載されています。

バーチャルシフティングは基本的にZwift専用

Zwift Cog使用時のバーチャルシフティングは、現状Zwiftでのみ利用可能です。TrainerRoadやRouvyなど他のアプリを使う場合は、通常のカセットを使用するか、11速カセット版のKICKR CORE 2を検討する必要があります。

一部で品質管理の報告がある

海外のレビューでは、フライホイールの不良が初期状態で発生していたという報告もあります。日本正規品を購入すれば、インターテック株式会社を通じてサポート対応が受けられるため、万が一の際も安心です。

電源アダプターの形状

ACパワーアダプターは3ピン形状のため、日本の一般的なコンセントで使用する場合は変換アダプターが必要になることがあります。購入前に確認しておくとよいでしょう。

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他のスマートトレーナーとの比較

製品価格(税込目安)パワー精度最大勾配主な特徴
KICKR CORE 2 with Zwift Cog¥132,000±2%16%バーチャルシフティング、WiFi、Race Mode
Zwift Hub¥79,800±2.5%16%Zwift向け低価格モデル
Tacx NEO 2T¥200,000前後±1%25%路面シミュレーション、電源不要動作
KICKR V6¥220,000前後±1%20%フラッグシップ、AXIS Feet
JetBlack Victory¥60,000前後±2%16%低価格、基本性能充実

Zwift Hubと比較すると、WiFi接続、Race Mode、自動キャリブレーションなどの機能が追加されています。パワー精度も±2%と若干高くなっています。予算に余裕があり、接続の安定性や反応性を重視する方には、KICKR CORE 2の方が向いています。

Tacx NEO 2Tは路面シミュレーションや電源不要動作など、より高度な機能を備えていますが、価格は約7万円高くなります。コストパフォーマンスを重視するなら、KICKR CORE 2は魅力的な選択肢です。

よくある質問

Zwift以外のアプリでも使えますか?

KICKR CORE 2本体はTrainerRoad、Rouvy、FulGazなど他のアプリにも対応しています。ただし、Zwift Cogを使用したバーチャルシフティングはZwift専用となります。他のアプリで使用する場合は、通常のリアディレイラーで変速することになります。

初代KICKR COREから買い替える価値はありますか?

WiFi接続とRace Modeを重視するなら、買い替えを検討する価値があります。静音性を重視する場合は、Zwift Cogアップグレードキット(¥12,500)を購入して既存のKICKR COREに取り付けるという選択肢もあります。

マンションでも使えますか?

KICKR CORE 2自体は静音設計ですが、ペダリングの振動は床に伝わります。防振マット(ミノウラやグロータックのブルカットなど)との併用が推奨されています。バーチャルシフティングで変速音はゼロになりますが、振動対策は別途行った方が安心です。

設定は難しいですか?

カラーコード付きの部品とQRコード動画ガイドにより、機械が苦手な方でも組み立てられるよう設計されています。WiFi接続はWahooアプリから設定できます。

Zwift Clickはどこに取り付けますか?

ハンドルバーに取り付けます。ドロップハンドル、フラットバー、エアロバーなど、形状を問わず取り付け可能です。

購入について

Amazonでも購入可能で、日本正規品として販売されています。新規Zwiftユーザーは2ヶ月間の無料アクセスが付いてきますが、2026年1月6日までに登録が必要です。

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まとめ

Wahoo KICKR CORE 2 with Zwift Cog and Clickは、バーチャルシフティングによる静音性、WiFi接続による安定性、自動キャリブレーションによる手軽さという3つの特徴を備えたスマートトレーナーです。

マンションやアパートで騒音を気にしながらトレーニングしている方、Zwiftレース中の接続切れにストレスを感じている方、面倒な設定なしですぐに乗りたい方に向いています。また、8〜13速のほぼすべてのバイクに対応しているため、家族で複数のバイクを共用する場合にも便利です。

価格は¥132,000(税込)と安くはありませんが、Wahooブランドの信頼性とZwiftとの公式コラボによるシームレスな連携を考えると、Zwiftを本格的に始めたい方には検討に値する製品ではないでしょうか。

Wahoo KICKR CORE 2 with Zwift Cog and Clickの詳細を見る

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