シマノ WINDSTOPPER PRIMALOFT グローブ レビュー|真冬の指先冷え問題を解決する本格派

「冬のダウンヒルで指先がかじかんで、ブレーキレバーを握る力が入らない」「0℃を下回ると指の感覚がなくなって怖い」「厚手のグローブだとシフト操作がやりにくい」

こういった経験、冬場にロードバイクに乗る方なら一度はあるんじゃないでしょうか。

真冬のライドで指先の冷えって、意外と深刻な問題なんですよね。単に不快なだけでなく、ブレーキやシフトの操作性に直結するので、安全面でも見過ごせません。

そこで注目したのが、シマノ WINDSTOPPER PRIMALOFT グローブです。GORE-TEX LABSの防風技術と高機能中綿PRIMALOFTを組み合わせた、氷点下対応の本格派冬用グローブ。しかも1万円を切る価格設定で、コストパフォーマンスの高さでも注目されています。

この記事では、メーカー公式情報とユーザーレビューの分析を基に、このグローブの特徴と選ぶ際のポイントを詳しく解説します。


目次

このグローブが注目される理由

冬用サイクリンググローブを選ぶ際、多くの方が重視するのは「防寒性」と「操作性」のバランスです。暖かさを求めて厚手のグローブを選ぶと、今度はブレーキレバーやシフターの操作がしにくくなる。このジレンマに悩まされている方は多いはずです。

シマノ WINDSTOPPER PRIMALOFT グローブは、この問題に対する一つの回答といえます。GORE-TEX LABSが開発したWINDSTOPPER®素材は、風を完全にブロックしながらも通気性を確保する技術。そこにPrimaLoft® Gold 200という高機能中綿を組み合わせることで、薄手でありながら高い保温性を実現しているとされています。

シマノというブランドの信頼性も、このグローブを選ぶ大きな理由の一つです。ロードバイクのコンポーネントで世界的なシェアを持つシマノが、サイクリストの使用環境を熟知した上で開発した製品という安心感があります。


商品の基本情報

基本スペック

項目仕様
商品名SHIMANO WINDSTOPPER® PRIMALOFT® グローブ
型番CW-GLBW-XS25M
定価9,130円〜9,350円(税込)
適応温度帯-5℃〜0℃(メーカー公式目安)
カラーブラック / ブラック・イエロー
サイズS / M / L / XL / XXL
生産国ベトナム
発売時期2024年 Fall & Winter

素材構成

部位素材
表地ポリエステル88%、ポリエステル12%
カフポリエステル85%、ポリウレタン15%
ライニングポリエステル100%
中綿PrimaLoft® Gold 200
防風層WINDSTOPPER® by GORE-TEX LABS

メーカー情報によると、WINDSTOPPER® プロダクトにはシェルとライニングに再生ポリエステルを100%使用しており、環境に配慮した設計となっています。

サイズの選び方

サイズ手囲い(cm)
S17.8〜20.3
M20.3〜22.9
L22.9〜24.8
XL24.8〜26.7
XXL26.7〜28.6

注意点として、このグローブはヨーロッパサイズ基準で設計されています。日本サイズよりやや小さめの傾向があるため、通常より1サイズ上を選ぶことを推奨する声がレビューでは多く見られます。普段Mサイズの方はLサイズを検討するのが無難かもしれません。


注目したい機能

WINDSTOPPER®による完全防風

GORE-TEX LABSが開発したWINDSTOPPER®テクノロジーは、通気性を保ちながら風を完全にブロックする素材です。ダウンヒルや向かい風での走行時、冷たい風が指先を直撃することを防ぎます。

一般的な防風素材と異なり、WINDSTOPPER®は透湿性も備えているため、登りで汗をかいた後のダウンヒルでも蒸れにくいとされています。

PrimaLoft® Gold 200の保温力

中綿に採用されているPrimaLoft® Gold 200は、アウトドアウェアでも広く使われる高機能素材です。軽量でありながら優れた保温性を持ち、特筆すべきは濡れても保温性が落ちにくいという特性。汗や雨で湿った状態でも暖かさを維持できるとされています。

メーカー公式の適応温度帯は-5℃〜0℃となっており、真冬の早朝ライドにも対応できる設計です。

PORON® XRD®パッドによる衝撃吸収

手のひら部分にはPORON® XRD®パッドが搭載されています。この素材はプロテクターにも使われるもので、柔軟性を保ちながら衝撃を吸収する特性があります。長時間のライドでもハンドルバーからの振動による手のひらの痛みを軽減してくれるとされています。

タッチスクリーン対応

グローブを着用したままスマートフォンやサイクルコンピューターの操作が可能です。信号待ちでナビを確認したり、ライド中にサイコンの画面を操作したりする際に、いちいちグローブを外す必要がありません。

リブ編みカフの着脱しやすさ

手首部分はリブ編み構造になっており、着脱がスムーズに行えます。フィット感を確保しながらも、ジャージの袖口との相性も良く、冷気の侵入を防ぐ設計です。

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高い評価を得ている理由

防風性能と操作性のバランスが良い

専門店のレビューでは「0度〜5度帯にしては生地が薄いが、WINDSTOPPER生地を採用しているので防風性能はばっちり」と評価されています。薄手であるにもかかわらず防風性能が高いため、ブレーキレバーやシフターの操作性を犠牲にせずに暖かさを確保できる点が支持されています。

「縫い目を感じにくく、かなり自然な着け心地」という声もあり、操作感の良さを重視するサイクリストに向いているといえます。

コストパフォーマンスの高さ

WINDSTOPPER®とPrimaLoft®という二つの高機能素材を組み合わせながら、1万円を切る価格設定は競合製品と比較しても優位性があります。同等の素材を使用したカステリやラファのグローブは13,000円〜15,000円程度するため、価格面での魅力は大きいといえます。

シマノブランドの信頼性と入手しやすさ

シマノ製品は国内での流通量が多く、Amazon、楽天、各自転車専門店など様々なチャネルで購入可能です。サイズが合わなかった場合の交換対応もスムーズに行える点は、海外ブランドにはないメリットです。


気になった点・注意点

サイズ選びには注意が必要

レビューで最も多く指摘されているのがサイズ感についてです。ヨーロッパサイズ基準のため、日本人の手には小さめに感じることがあるようです。

対処法としては、通常より1サイズ上を選ぶこと、または実店舗で試着してから購入することが推奨されています。オンラインで購入する場合は、サイズ交換が可能なショップを選ぶと安心です。

10℃以上では暑く感じる可能性

適応温度帯が-5℃〜0℃と真冬仕様のため、気温が10℃程度まで上がると暑さを感じる可能性があります。春先や秋口のライドには向いていないため、季節に応じてグローブを使い分ける必要があるでしょう。

冬場でも、ヒルクライムで体温が上がった際には蒸れを感じることがあるかもしれません。WINDSTOPPER®素材は透湿性も備えていますが、完全防風であるがゆえに通気性には限界があります。


他の冬用グローブと比較

項目シマノ WINDSTOPPER PRIMALOFTカステリ Perfetto RoSパールイズミ ウィンドブレーク
価格帯約9,000円約14,000円約9,000円
防風技術WINDSTOPPER®GORE-TEX INFINIUM独自素材
中綿素材PrimaLoft® GoldPolartec Alpha独自中綿
適応温度-5℃〜0℃-5℃〜5℃0℃〜10℃
入手しやすさ

シマノとパールイズミは同価格帯ですが、シマノはWINDSTOPPER®というGORE-TEX LABS由来の技術を採用している点で差別化されています。適応温度帯もシマノの方がより低温に対応しており、真冬のライドを重視する方に向いています。

カステリは防水性も備えた高機能モデルですが、価格が5,000円ほど高く、国内での入手性もシマノより劣ります。雨天での使用を想定しないのであれば、シマノで十分という判断もできるでしょう。

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購入前によくある質問

Q. 完全防水ですか?

メーカー情報によると、WINDSTOPPER®は防風・透湿素材であり、完全防水ではありません。小雨程度であれば撥水性で対応できますが、本格的な雨天ライドには同社のGORE-TEX GRIP PRIMALOFTグローブの方が適しています。

Q. 洗濯はできますか?

詳細な洗濯方法については、商品に付属のケアラベルまたはシマノ公式サイトでご確認ください。一般的に高機能素材を使用したグローブは手洗い推奨とされることが多いです。

Q. グローブをしたままスマホは操作できますか?

はい、タッチスクリーン対応です。ただし、感度については機種やアプリによって差がある可能性があります。


まとめ:真冬のライドを快適にする選択肢

シマノ WINDSTOPPER PRIMALOFT グローブは、GORE-TEX LABSの防風技術とPrimaLoft®の保温性を組み合わせた、氷点下対応の本格派冬用グローブです。適応温度帯-5℃〜0℃という真冬仕様でありながら、薄手で操作性を確保している点が特徴的です。

定価約9,000円という価格設定は、同等の素材を使用した競合製品と比較してコストパフォーマンスに優れています。シマノブランドの信頼性と国内での入手しやすさも、選ぶ際の大きなメリットといえるでしょう。

冬のダウンヒルで指先が冷えて怖い思いをしている方、0℃を下回る早朝ライドでも快適に走りたい方、操作性を犠牲にしたくない方に適した選択肢です。

逆に、10℃以上での使用がメインの方や、完全防水が必要な方には向いていません。使用環境に合わせて検討してみてください。


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