「走り始めは寒いのに、登りで汗だく。下りに入ったら手が冷えてブレーキ握れない…」
「薄手のグローブだと寒い。厚手だと蒸れる。ちょうどいいのがない」
冬のロードバイクで、こういった経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
気温0℃〜10℃という微妙な温度帯は、グローブ選びが本当に難しいんですよね。暑すぎず寒すぎず、しかも蒸れずに操作性も確保したい。そんな欲張りな要望に応えてくれるグローブを探していたところ、注目したのがシマノのWINDSTOPPER インサーレテッドグローブです。
世界的自転車パーツメーカーであるシマノが、GORE-TEX LABSの防風透湿技術を採用して開発した冬用グローブ。公式サイトでの評価は4.67/5、Amazonでも4.1/5とAmazon’s Choiceを獲得しています。
この商品に注目した理由
冬用サイクリンググローブを選ぶ際、重視したポイントは3つあります。
まず適応温度帯の広さ。0℃〜10℃という幅広い温度帯に対応していれば、真冬の朝から日中の気温上昇まで1つのグローブでカバーできます。次に防風性と透湿性の両立。風を防ぐだけでなく、汗を逃がして蒸れを防ぐ機能がないと、ヒルクライム後のダウンヒルで手が冷えてしまいます。そして長時間ライドでの快適性。100km超のロングライドでも手のひらが痛くならないパッドがあると心強いです。
シマノのWINDSTOPPER インサーレテッドグローブは、これらすべてを満たす設計になっています。特にGORE-TEX LABSが開発したWINDSTOPPER®素材と、衝撃吸収素材PORON® XRDの組み合わせは、他の価格帯のグローブにはない特徴です。
基本スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | SHIMANO WINDSTOPPER インサーレテッドグローブ |
| 価格 | ¥8,470(公式)/ ¥7,145〜(Amazon) |
| 適応温度帯 | 0℃〜10℃ |
| カラー | ブラック、サンドブラウン |
| サイズ | S / M / L / XL |
| 生産国 | ベトナム |
| 発売時期 | 2024 Fall & Winter モデル |
※温度帯はあくまで目安です。実際に使用する方の個人差や使用環境によって体感温度は異なります。
素材構成
| 部位 | 素材 |
|---|---|
| 手のひら | シンセティックレザー |
| 手の甲 | 62%再生ポリエステル、25%ポリエステル、13%エラスタン |
| カフス | 95%再生ポリエステル、5%エラスタン |
| ライニング | 100%ポリエステル |
再生ポリエステルを多く使用しており、環境に配慮したサステナブルな設計になっています。
注目したい3つの核心技術
WINDSTOPPER® プロダクト by GORE-TEX LABS
GORE-TEX LABSが開発した防風透湿素材を採用しています。冷たい風を完全にブロックしながら、内部の湿気は外に逃がす構造になっているため、涼しく風の強いコンディションでも快適さを維持できます。再生ポリエステル100%のシェルと通気性に優れたフリースライニングの組み合わせにより、保温性と透湿性のバランスが取られています。
PORON® XRD® パームパッド
手のひら部分には、耐衝撃性に優れたPORON® XRD®パッドが配置されています。このパッドは柔軟性と耐久性を備えており、長時間のライディングでも手のひらの疲労を軽減してくれます。振動吸収性能が高いため、100km超のロングライドでも手のひらが痛くなりにくい設計です。
タッチスクリーン対応
スマートフォンやサイクルコンピューターの操作に対応したタッチスクリーン機能を搭載しています。グローブを外さずに操作できるため、ライド中のナビ確認や写真撮影もスムーズに行えます。公式サイトのレビューでは「スマホの感度も良い」という評価が見られます。
利用者から評価されているポイント
防風性能と保温のバランスが高評価
公式サイトのレビュー(評価4.67/5)では、防風性能と保温性のバランスが評価されています。「気温12度から18度の日に100キロ走りましたが、快適そのもの」「最高気温時間には少し蒸れるかなと思いきや、程よく調湿してくれました」という声があり、WINDSTOPPER®素材の透湿性能が実際の使用環境でも発揮されていることがわかります。
パッドによる疲労軽減
PORON® XRD®パッドについては、「手のひらのパッドの効果か手のひらの疲労感は終始ありませんでした」というレビューがあります。100kmのロングライドでも疲労感がないというのは、長距離を走るサイクリストにとって大きなメリットといえます。
フィット感の良さ
サイズ感については、手の周り22〜23cmの方がSサイズ、23.5cmの方がLサイズでフィットしたというレビューがあります。「サイズは日本人だからかSサイズがフィットしました」という声もあり、日本人の手のサイズに合いやすい傾向があるようです。
気になる点・注意点
手のひら素材の耐久性
公式サイトのレビューでは、「手の平の素材の耐久性は弱そうです」という指摘があります。合成スエードを使用しているため、使用頻度や使い方によっては劣化が早まる可能性があります。ただ、再生ポリエステル56%配合の丈夫な素材を採用しているとメーカーは説明しています。長期間の耐久性については、使用環境によって異なるため、定期的な状態確認をおすすめします。
ベルクロとパイル地の干渉
「ベルクロを閉める際に、親指のパイル地がいちいち引っかかるのがストレス」というレビューがあります。面ファスナーを閉める際に少し気を使う必要があるかもしれません。ただ、この点は個人の感じ方や使い方によっても異なります。
シマノ冬用グローブとの比較
シマノでは複数の冬用グローブをラインナップしています。温度帯や価格で選び分けることができます。
| 商品名 | 価格 | 適応温度 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ライトサーマルグローブ | ¥4,400 | 秋〜初冬 | エントリー向け |
| WINDFLEX グローブ | ¥6,600 | 5℃〜10℃ | 秋向け、シリコングリップ |
| 本製品 | ¥8,470 | 0℃〜10℃ | バランス型、PORON XRDパッド |
| WINDSTOPPER® PRIMALOFT®グローブ | ¥9,350 | -5℃〜0℃ | 極寒対応、PrimaLoft Gold 200 |
| S-PHYRE サーマルグローブ | ¥9,350 | 低温対応 | レース志向、薄型高機能 |
| GORE-TEX GRIP PRIMALOFT®グローブ | ¥14,410 | 極寒 | 防水仕様、最高保温性 |
本製品は「中価格・バランス型」というポジションです。5℃〜10℃程度ならWINDFLEXグローブでも対応できますが、0℃近くまで気温が下がる可能性がある場合は本製品が適しています。-5℃以下の極寒環境では、PRIMALOFT®搭載モデルを検討したほうがよいでしょう。
購入前によくある質問
サイズ選びのポイントは?
シマノ公式サイトにサイズチャートが掲載されています。レビューを参考にすると、手の周り22〜23cmでSサイズ、23.5cmでLサイズがフィットしたという声があります。購入前に手の周りを測定し、サイズチャートと照らし合わせることをおすすめします。
雨の日も使える?
本製品は防風透湿素材WINDSTOPPER®を使用していますが、防水仕様ではありません。雨天での使用には、GORE-TEX GRIP PRIMALOFT®グローブ(¥14,410)など防水仕様のモデルが適しています。
返品・交換は可能?
シマノ公式オンラインストアでは14日以内の返品が可能とされています。Amazonでも返品対応があります。詳細な条件は各販売サイトでご確認ください。
まとめ:どんな人に向いている?
シマノ WINDSTOPPER インサーレテッドグローブは、GORE-TEX LABSのWINDSTOPPER®素材による防風透湿性能と、PORON® XRD®パッドによる衝撃吸収を両立した冬用サイクリンググローブです。適応温度帯は0℃〜10℃と幅広く、秋から真冬まで活躍します。
週末のロングライドを楽しむ方や、通勤で毎日自転車に乗る方、1つのグローブで幅広い温度帯をカバーしたい方に向いています。100km超のロングライドでも手のひらの疲労を軽減したい方、スマホやサイコンの操作をスムーズに行いたい方にも適した選択肢です。
逆に、-5℃以下の極寒環境で走ることが多い方には保温性が物足りない可能性があります。また、雨天での使用が多い方は防水仕様のモデルを検討したほうがよいでしょう。
公式サイトでの評価は4.67/5、Amazonでも4.1/5とAmazon’s Choiceを獲得しており、信頼性の高い選択肢といえます。
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