「Garminが欲しいけど、9万円超えは正直キツい…」「ロングライドでバッテリーが切れるのが不安」「画面が小さくてデータが見づらい」
サイクルコンピュータ選びで、こんな悩みを抱えていませんか。高機能なサイコンは欲しいけど、Garminの価格は年々上がるばかり。かといって、安価な中華製は品質やサポートが心配ですよね。
そこで注目したいのが、台湾メーカーBrytonの最新フラッグシップモデル「Rider S810」です。Garmin Edge 1040の半額以下ながら、50時間バッテリーや3.5インチ大画面を搭載。UCIワールドチームやJプロツアー選手も使用する実力派として、コスパ重視のサイクリストから高い評価を得ています。
この記事では、Bryton Rider S810の機能・スペックを徹底分析し、Garminとの比較や実際の評価をもとに、購入前に知っておくべきポイントを解説します。
Bryton Rider S810を選ぶ理由
Garmin同等の機能を半額以下で
サイコン選びで最も重視したいのは「価格と機能のバランス」ではないでしょうか。Bryton Rider S810は、Garmin Edge 1040(¥92,400)の半額以下となる¥46,200で、同等以上のスペックを実現しています。
特に注目すべきは、バッテリー持続時間です。Garmin Edge 1040の35時間に対し、S810は50時間と業界トップクラス。ブルベやロングライドを楽しむサイクリストにとって、これは大きなアドバンテージとなります。
信頼できるブランドと日本代理店サポート
「台湾メーカーで大丈夫?」という不安もあるかもしれません。しかしBrytonは、UCIワールドチームとパートナーシップを結び、Jプロツアー選手も使用する実績あるブランドです。日本では株式会社フカヤが正規代理店として販売・サポートを担当しており、アフターサービス面でも安心感があります。
Bryton Rider S810の基本情報
主要スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| ディスプレイ | 3.5インチ カラーTFTタッチスクリーン |
| バッテリー | 最大50時間 |
| 重量 | 116g |
| サイズ | 102.5 × 57.6 × 15.8mm |
| 防水性能 | IP67 |
| 充電端子 | USB Type-C |
| GPS | GPS / GLONASS / Galileo / BeiDou / QZSS |
| 価格(税込) | S810E(本体のみ)¥46,200 / S810T(センサー付属)¥56,100 |
対応センサー・接続
| 接続規格 | 対応センサー |
|---|---|
| Bluetooth | 心拍センサー |
| ANT+ | 心拍 / スピード / ケイデンス / パワー / レーダー / ライト |
| 電動変速 | Di2 / eTap / EPS / K-FORCE WE |
| スマートトレーナー | ANT+ FE-C対応 |
| E-Bike | SHIMANO STEPS / ANT+ LEV |
本体のみのS810Eに加えて、スピード・ケイデンス・心拍センサーが付属するS810Tも用意されています。センサーを持っていない方や、まとめて揃えたい方にはS810Tがお得な選択肢です。
Bryton Rider S810の注目機能
3.5インチ大画面カラータッチスクリーン
S810の最大の特徴は、3.5インチの大型カラーディスプレイです。これはGarmin Edge 1050と同サイズで、走行中でもデータが一目で確認できます。環境光センサーを搭載しており、周囲の明るさに応じてバックライトが自動調整されるため、トンネルの出入りでも画面が見づらくなることがありません。
タッチスクリーンの反応はスムーズで、グローブを着用した状態でも操作可能という評価が多く見られます。物理ボタンも搭載しているため、雨天時や寒い日はボタン操作に切り替えることもできます。
50時間バッテリー
公称50時間のバッテリー持続時間は、サイコン業界でもトップクラスです。レビューでは「200kmブルベで12時間使用後も70%以上残っていた」「週末ライダーなら2週間充電なしで使える」といった報告があり、ロングライド派からの評価が特に高いです。
実際の使用では、センサー接続・ルートナビゲーション・バックライトONの状態で20〜30時間程度とされています。それでも日帰りライドなら十分すぎる持続時間であり、バッテリー残量を気にするストレスから解放されます。
音声入力対応ナビゲーション
スマートフォンアプリ「Bryton Active」と連携することで、音声入力による目的地検索が可能です。ライド中にスマホを取り出す必要がなく、手袋を外さずに最小限の操作で目的地設定ができるのは便利な機能です。
ターンバイターンナビゲーションでは、道路名と距離が表示され、ルートを外れた場合は自動で再計算されます。OpenStreetMapsがプリロードされているため、オフラインでも地図表示が可能です。
Climb Challenge 2.0
GarminのClimbProに相当する機能として「Climb Challenge 2.0」を搭載しています。進路上の登坂情報を自動で検出し、残り距離や勾配をリアルタイムで表示。初見の峠でもペース配分がしやすく、ヒルクライマーにとって心強い機能です。
Garmin互換マウント対応
マウントはGarmin規格に対応しているため、現在Garminを使用している方は既存のマウントをそのまま流用できます。買い替え時の追加出費を抑えられるのは嬉しいポイントです。
Bryton Rider S810のメリット
圧倒的なコストパフォーマンス
S810の最大の魅力は、なんといってもコストパフォーマンスの高さです。Garmin Edge 1040との価格差は約46,000円。この差額があれば、タイヤ2セットやビンディングシューズ、サイクルジャージ5着分に相当します。
機能面でGarminに大きく劣るわけではなく、むしろバッテリー持続時間では上回っています。「Garmin級の機能を半額で手に入れたい」というニーズにピッタリの選択肢といえます。
ロングライドでも安心のバッテリー
ブルベ参加者やロングライド愛好家にとって、バッテリー持続時間は最重要項目の一つです。50時間という圧倒的な駆動時間は、300km以上のブルベでもモバイルバッテリーなしで完走できる可能性を示しています。
USB Type-C充電に対応しているため、スマートフォンと同じケーブルで充電可能。荷物を減らしたいロングライドでも、ケーブル1本で済むのは実用的です。
視認性の高い大画面
3.5インチ画面は、老眼が気になり始めた世代にも好評です。一度に表示できるデータ項目数は最大12項目で、旧モデルS510の10項目から増加しています。走行中に複数のデータを確認したいパワートレーニング派にも対応できます。
プロチーム採用の信頼性
UCIワールドチームやJプロツアー選手が使用しているという実績は、製品の信頼性を裏付けるものです。プロが過酷な環境で使用できる品質は、ホビーライダーにとっても安心材料となります。
Bryton Rider S810のデメリット・注意点
ソフトウェアの安定性に課題
レビューで指摘されている点として、ソフトウェアの安定性があります。「ゴーストスタート」と呼ばれるバグでは、ライドを記録しているように見えても、停止ボタンを押すと新しいライドが始まり、データが消えてしまうケースが報告されています。
ただし、ファームウェアのアップデートで改善が進んでおり、致命的な問題ではないという意見も多いです。購入後は最新ファームウェアへのアップデートを推奨します。
アプリ連携はGarminに劣る
Garmin Connectと比較すると、Bryton Activeアプリの完成度は一歩劣るという評価があります。自動同期がバックグラウンドで行われず手動操作が必要な場合があること、記録中はアプリから表示項目のカスタマイズができないことなどが指摘されています。
StravaやTrainingPeaksとの同期は可能なため、データ分析は外部サービスで行うという使い方であれば、大きな問題にはならないでしょう。
ナビゲーション精度の課題
ルート計算と案内については「並」という評価があります。曲がり角の指示が遅めだったり、ルート計算で無駄な右左折が発生することがあるようです。事前にStravaやRide with GPSでコースを作成し、ルートファイルを転送して使う方が確実という声もあります。
デュアルバンドGPS非搭載
最新のハイエンドサイコンではデュアルバンドGPSが主流になりつつありますが、S810は従来のシングルバンドGPSです。ビル街や渓谷など、GPS電波が届きにくい環境での精度に若干の差が出る可能性があります。とはいえ、走行ログの精度に大きな影響はないというレビューが多いです。
Garmin Edge 1040との比較
| 項目 | Bryton S810 | Garmin Edge 1040 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | ¥46,200 | ¥92,400 |
| 画面サイズ | 3.5インチ | 3.5インチ |
| バッテリー | 最大50時間 | 最大35時間 |
| 重量 | 116g | 126g |
| タッチスクリーン | あり | あり |
| ナビゲーション | あり | あり |
| ClimbPro相当機能 | Climb Challenge 2.0 | ClimbPro |
| デュアルバンドGPS | なし | あり |
| ソーラー充電 | なし | Solar版あり |
| アプリエコシステム | Bryton Active | Garmin Connect |
価格差は約46,000円、バッテリーはS810が15時間長く、画面サイズは同等です。Garminの優位点は、デュアルバンドGPS、ソーラー充電オプション、そして長年の実績に基づくアプリエコシステムの完成度です。
コスパを重視するならS810、アプリ連携やブランドの安心感を重視するならGarminという選択になるでしょう。
S810とS510の違い
Brytonのフラッグシップには、S810の下位モデルとしてS510(¥35,750)も用意されています。
| 項目 | S810 | S510 |
|---|---|---|
| 価格(税込) | ¥46,200 | ¥35,750 |
| 画面サイズ | 3.5インチ | 2.8インチ |
| バッテリー | 最大50時間 | 最大30時間 |
| 重量 | 116g | 71g |
| 表示項目数 | 最大12項目 | 最大10項目 |
S510は約45g軽く、レースやヒルクライムで「1gでも軽くしたい」という方に向いています。実際、JプロツアーでBrytonを使用している選手の多くがS510を選んでいるという情報もあります。
一方、大画面で視認性を重視する方、ロングライドでバッテリーを重視する方にはS810が適しています。
購入前によくある質問
Garminのマウントは使える?
Garmin互換マウントに対応しているため、多くのGarmin用マウントがそのまま使用可能です。ただし、一部のサードパーティ製マウントでは変換アダプターが必要な場合があります。
バッテリー50時間は本当?
公称値は最大50時間ですが、実際の使用条件(センサー接続、ナビ使用、バックライト輝度など)によって変動します。レビューでは、フル機能使用で20〜30時間程度という報告が多いです。それでも日帰りライドには十分な持続時間といえます。
日本語表示は対応している?
日本語表示に対応しています。メニューや地図表示も日本語で利用可能です。
保証やサポートは?
日本正規代理店である株式会社フカヤを通じて購入した場合、国内サポートを受けられます。詳細な保証条件については、購入先にご確認ください。
お得な購入方法
Bryton Rider S810は、Amazonや楽天市場、各自転車ショップで購入可能です。
本体のみのS810E(¥46,200)と、スピード・ケイデンス・心拍センサーが付属するS810T(¥56,100)の2種類があります。センサーを別途購入する場合のコストを考えると、S810Tはお得な選択肢です。
まとめ:コスパ最強サイコンの結論
Bryton Rider S810は、Garmin Edge 1040の半額以下という価格ながら、50時間バッテリーと3.5インチ大画面を搭載した本格派サイクルコンピュータです。UCIワールドチームやJプロツアー選手も使用する実績があり、日本代理店フカヤのサポートも受けられます。
ソフトウェアの完成度やアプリ連携ではGarminに一歩譲りますが、「高機能サイコンを手頃な価格で手に入れたい」「ロングライドでバッテリーを気にしたくない」というニーズには最適な選択肢といえます。
週末ロングライドを楽しむ方、ブルベ参加者、Garminの価格に悩んでいる方、コストパフォーマンスを重視する方に特におすすめです。逆に、アプリエコシステムの完成度を重視する方、ブランドの安心感を最優先する方には、Garminの方が満足度が高いかもしれません。
46,000円の価格差をどう評価するかは人それぞれですが、その差額で得られる機能を考えれば、S810は十分に「賢い選択」といえるのではないでしょうか。
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