ロードバイク用ヘルメットを選ぶとき、安全性と快適性のどちらを優先すべきか悩んだことはないでしょうか。最新の安全技術を搭載したヘルメットは高価になりがちで、かといって安価なものでは万が一の事故が心配になります。
そんな悩みを解決してくれるのが、ベルギーの老舗ヘルメットブランドLAZERから登場した「Sphere KinetiCore」です。独自の回転衝撃保護技術「KinetiCore」を搭載しながら、約15,000円という手頃な価格を実現したオールラウンドモデルとなっています。
この記事では、Sphere KinetiCoreの特徴や機能、購入前に知っておきたいポイントを詳しく解説していきます。
この商品が注目されている理由

LAZERは1919年創業のベルギーのヘルメットブランドで、100年以上の歴史を持つ老舗メーカーです。ツール・ド・フランスをはじめとする世界最高峰のロードレースで強豪チームが採用しており、その品質と安全性は世界中のサイクリストから信頼されています。
Sphere KinetiCoreが注目される最大の理由は、上位モデルにも採用されている独自の安全技術「KinetiCore」を搭載しながら、エントリーからミドルクラスの価格帯に抑えている点にあります。従来のMIPSとは異なるアプローチで回転衝撃から頭を守る技術が、手の届きやすい価格で手に入るのは大きな魅力です。
基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 重量 | 270g(Mサイズ) |
| サイズ展開 | S(52-56cm)、M(55-59cm)、L(58-61cm) |
| フィットシステム | Lazer Advanced TurnSys |
| 安全技術 | KinetiCore(回転衝撃保護) |
| パッド | Polygiene StayFresh(抗菌防臭) |
| カラー | 全9色 |
| 保証 | Crash Replacement Program、30日間返金保証 |
サイズは3サイズ展開で、頭囲52cmから61cmまで幅広くカバーしています。重量は公称270gと軽量で、長時間のライドでも首や肩への負担が少なく設計されています。カラーバリエーションは全9色と豊富で、Matte Black、Electric Blue、Flash Orangeなど、様々なスタイルに合わせやすいラインナップが揃っています。
注目したい機能
KinetiCore(回転衝撃保護システム)

KinetiCoreは、LAZERが開発した独自の回転衝撃保護技術です。ヘルメット内部のEPSフォームに「制御された圧潰ゾーン」を設けることで、衝撃時にフォームブロックが潰れてエネルギーを吸収します。
MIPSのような後付けのライナーシステムとは異なり、ヘルメット構造に直接組み込まれているため、より軽量でかさばりにくいのが特徴です。直接衝撃だけでなく、斜め方向からの衝突で発生する回転衝撃からも頭を保護し、本来脳に届くはずだったエネルギーを効果的に吸収します。
Lazer Advanced TurnSys(フィットシステム)

頭頂部に配置されたダイヤルを回すだけで、フィット感を無段階に調整できるシステムです。走行中でも片手で簡単に調整できるため、キャップをかぶったときや汗で緩んできたときにも素早く対応できます。
後頭部にダイヤルがないため、ポニーテールなど髪を後ろで結んだスタイルでもストラップと干渉せず、快適にかぶることができます。
大型フロントベントと通気性設計

前面に大きなベンチレーションホールを配置し、自転車に乗った際の頭の角度(約15度)で最適なエアフローが得られるよう設計されています。フローティングフロントヘッドバンドが圧迫感を解消しながら、効率的に風を取り込んで頭部の熱を逃がします。
真夏のライドやヒルクライムでも頭がムレにくく、快適なコンディションを維持できます。
アイウェアドッキング

サングラスを使用していないときに、ヘルメットに安全に収納できるドッキングシステムを搭載しています。トンネルや木陰など急に暗くなった場所でサングラスを外したいとき、ポケットに入れたり首にかけたりする必要がなく、走行に集中できます。
Universal LED対応

ヘルメット後部にダイレクトマウントを備えており、別売りのLazer Universal LEDを取り付けることができます。朝夕の薄暗い時間帯や夜間走行時の視認性を高められるため、通勤ライドやロングライドで活躍します。
利用者から評価されている点
スリムなシルエットで「きのこ頭」になりにくい
ヘルメットを選ぶ際に多くのサイクリストが気にするのが、いわゆる「きのこ頭」になってしまう問題です。Sphere KinetiCoreは、KinetiCore技術をヘルメット構造に一体化させたことで、従来のMIPS搭載ヘルメットよりもスリムなプロファイルを実現しています。
頭の輪郭をなぞるように自然にフィットするデザインで、すっきりとした見た目を保てると評価されています。
オールラウンドに使える汎用性
Sphere KinetiCoreは、フルエアロヘルメットと超軽量ヘルメットの中間に位置するオールラウンダーとして設計されています。週末のロングライドから平日の通勤、グラベルライドまで、一つのヘルメットで様々なシーンに対応できる点が支持されています。
カジュアルなサイクリングウェアにも本格的なレースキットにも違和感なくマッチするデザインで、複数のヘルメットを使い分ける必要がないのは経済的にも嬉しいポイントです。
抗菌防臭パッドで清潔に使える
Polygiene StayFresh技術を採用したパッドとストラップは、臭いの原因となる細菌の繁殖を抑制します。汗をかきやすい夏場でも臭いが気になりにくく、清潔に使い続けられると好評です。
ストラップは抗菌素材でありながらリサイクル素材を使用しており、環境への配慮もなされています。
購入前に知っておきたいポイント
サイズ選びは慎重に
3サイズ展開のため、自分の頭囲をしっかり測定してから選ぶことをおすすめします。S(52-56cm)、M(55-59cm)、L(58-61cm)と、サイズ間で重なりがあるため、境界付近の方は試着できる店舗で確認するのが確実です。
Advanced TurnSysで調整幅はありますが、基本サイズが合っていることが快適性の前提となります。
LEDライトは別売り
Universal LED対応のマウントは標準装備されていますが、LEDライト本体は別売りとなっています。夜間走行での視認性を重視する方は、ヘルメットと一緒にLazer Universal LEDも購入することを検討してください。
実測重量は公称値より若干重い
公称重量は270g(Mサイズ)となっていますが、海外のレビューサイトでは実測291gという報告もあります。それでも300gを切る軽量さで、同価格帯のヘルメットとしては十分軽い部類に入ります。
他の製品と比べて
| モデル | 価格帯 | 重量(M) | 特徴 |
|---|---|---|---|
| LAZER Sphere KinetiCore | 約15,000円 | 270g | オールラウンド、KinetiCore搭載 |
| LAZER Vento KinetiCore | 約30,000円 | 290g | エアロ重視、レース向け |
| LAZER Z1 KinetiCore | 約25,000円 | 220g | 超軽量、ヒルクライム向け |
同じLAZERのラインナップで比較すると、Sphere KinetiCoreは価格と性能のバランスに優れたミドルレンジの位置づけです。エアロ性能を最優先するならVento、軽さを極限まで追求するならZ1という選択肢がありますが、日常的なライドで幅広く使いたいならSphereがベストな選択となります。
上位モデルと同じKinetiCore技術を搭載しながら、約半額の価格で購入できるコストパフォーマンスの高さがSphere KinetiCoreの最大の強みです。
購入前によくある質問
KinetiCoreとMIPSはどう違うの?
MIPSはヘルメット内部にプラスチック製のライナーを追加して、衝撃時にヘルメットと頭が滑ることで回転力を逃がす仕組みです。一方KinetiCoreは、EPS素材自体に圧潰ゾーンを設けて衝撃エネルギーを吸収する方式で、後付けのパーツがないため軽量かつコンパクトに仕上がります。どちらも回転衝撃から頭を保護する目的は同じですが、アプローチが異なります。
アジア人の頭にもフィットする?
LAZERはアジアンフィットモデルも展開しているブランドで、日本人の頭にも合いやすいと評判です。Sphere KinetiCoreは欧米人とアジア人の中間的な「オールフィット形状」を採用しており、幅広い頭の形状に対応しやすい設計となっています。
旧モデル(MIPS版)との違いは?
旧モデルのSphere MIPSはMIPSライナーを搭載していましたが、新モデルのSphere KinetiCoreはLAZER独自のKinetiCore技術を採用しています。機能面ではアイウェアドッキングやLED対応など共通点が多いですが、安全技術の違いにより内部構造とシルエットが変わっています。
どこで買える?
LAZER Sphere KinetiCoreは、Amazonや大手サイクルショップで購入できます。日本での参考価格は14,960円から16,830円程度で、カラーやサイズによって在庫状況が異なります。
9色のカラーバリエーションから選べるので、愛車やウェアとのコーディネートも楽しめます。Matte Blackは定番の人気色で、Electric BlueやFlash Orangeはアクセントカラーとして視認性も高くおすすめです。
まとめ
LAZER Sphere KinetiCoreは、独自の回転衝撃保護技術「KinetiCore」を搭載しながら、約15,000円という手頃な価格を実現したオールラウンドヘルメットです。270g台の軽量設計、優れた通気性、アイウェアドッキングやLED対応など、日常のライドに必要な機能がバランスよく詰め込まれています。
週末のロングライドから通勤、グラベルまで一つのヘルメットで対応したい方や、最新の安全技術を搭載したヘルメットを手頃な価格で手に入れたい方に特におすすめです。スリムなシルエットと9色のカラーバリエーションで、見た目にこだわるサイクリストにも満足いただける一品となっています。
信頼のベルギーブランドが手がけた、安全性と快適性を両立したヘルメットをぜひチェックしてみてください。
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