ロードバイクに乗っていて「サイコンの画面が見づらい」と感じたことはありませんか。直射日光の下で目を細めてデータを確認したり、小さな文字を読み取ろうとして一瞬ハンドルから意識が逸れたり。安全面でも気になるポイントですよね。
Garmin Edge 850は、そんな悩みを解決するために開発された最新のGPSサイクルコンピューターです。2.7インチの高輝度ディスプレイは、真夏の炎天下でもくっきりとデータを表示してくれます。音声ナビゲーションやGarmin Payなど、上位機種Edge 1050譲りの機能も搭載されています。
ただし、この見やすさには代償があります。バッテリー持続時間は約12時間と、前モデルEdge 840の26時間から大幅に短縮されました。「画面の見やすさ」と「バッテリー持ち」のどちらを優先するかが、Edge 850を選ぶかどうかの分かれ目になります。
結論から言えば、Edge 850は3〜6時間程度のライドが中心で、画面の視認性を重視するサイクリストに最適なモデルです。
Garmin Edge 850が注目されている理由

Garminは1989年創業のGPS機器メーカーで、サイクルコンピューター市場では圧倒的なシェアを誇っています。Edge 850は2025年9月に発売された最新モデルで、従来のEdge 840シリーズの後継機として「最も明るく最もスマートなコンパクトサイクルコンピューター」をコンセプトに開発されました。
最大の特徴は、上位機種Edge 1050と同じTFT LCDディスプレイを採用したこと。輝度1,000nitsという数値は、スマートフォン並みの明るさを実現しており、直射日光下でも色鮮やかな画面でデータや地図を確認できます。さらに、Edge 1050と同じプロセッサを搭載したことで、タッチ操作やメニュー遷移のレスポンスも大幅に向上しています。
基本スペック
| 項目 | Edge 850 | Edge 840(参考) |
|---|---|---|
| ディスプレイ | 2.7インチ TFT LCD | 2.6インチ MIP |
| 解像度 | 420×600ピクセル | 246×322ピクセル |
| 輝度 | 1,000nits | – |
| サイズ | 54.6×92.2×16.8mm | 57.8×85.1×19.6mm |
| 重量 | 113g | 84.8g |
| バッテリー | 約12時間 | 約26時間 |
| 内蔵メモリ | 64GB | 32GB |
| GPS | マルチバンドGNSS(5Hz) | マルチバンドGNSS |
| 防水 | IPX7 | IPX7 |
| スピーカー | あり | なし |
| Garmin Pay | 対応 | 非対応 |
Edge 850は画面サイズがわずかに大きくなり、解像度は約3倍に向上しています。一方で、重量は約30g増加し、バッテリー持続時間は半分以下になっています。この「見やすさ」と「軽さ・バッテリー」のトレードオフが、Edge 850を選ぶ際の重要な判断ポイントになります。
注目したい機能
直射日光下でも見やすい高輝度ディスプレイ

Edge 850の最大の強みは、1,000nitsの高輝度TFT LCDディスプレイです。従来のMIP(Memory in Pixel)ディスプレイと比較して、コントラストが高く、地図やデータフィールドが格段に見やすくなっています。真夏の正午でも画面を見るために手で影を作る必要がなく、ライド中のストレスが大幅に軽減されます。
画面を見なくても道がわかる音声ナビゲーション
Edge 850にはスピーカーが内蔵されており、ターンバイターンの音声ナビゲーションに対応しています。「300m先、右折です」といった案内を音声で受け取れるため、知らない土地でのライドでも画面から目を離さずに走行できます。さらに、デジタルベル機能も搭載されており、歩行者への注意喚起にも活用できます。
森の中でも正確な軌跡を記録する5Hz GPS
Edge 850は5HzのGPSサンプリングに対応しており、1秒間に5回位置を記録します。これにより、森林の中のトレイルや細い路地でも、走行した側をより正確に記録できるようになりました。マルチバンドGNSS(GPS、GLONASS、Galileo、みちびき)対応で、ビル街や山間部でもGPS精度が安定しています。
グループライドをサポートするGroupRide機能

仲間と走る際に便利なGroupRide機能では、参加者の位置をリアルタイムで共有できます。テキストメッセージの送受信も可能で、集合場所の変更や休憩の連絡がスムーズに行えます。万が一の事故時には、グループメンバーにアラートが自動送信される安心機能も備えています。
ライド中に財布いらずのGarmin Pay
Edge 850はGarmin Payに対応しており、対応クレジットカードを登録しておけば、コンビニでの補給購入や緊急時の決済がサイコン本体だけで完結します。ライド中に現金を持ち歩きたくないサイクリストにとって、安心感のある機能です。
利用者から評価されている点
画面の見やすさは別次元
Edge 850のディスプレイは、従来モデルから大きく進化したポイントとして高く評価されています。解像度420×600ピクセル、輝度1,000nitsという数値は、スマートフォンに近い表示品質を実現しています。「走行中でも一目でデータが読み取れる」と好評で、特に老眼が気になり始めた40代以上のサイクリストからは、文字の見やすさが支持されています。
操作レスポンスの向上
Edge 1050と同じプロセッサを搭載したことで、タッチ操作やメニュー遷移がスムーズになりました。地図のスクロールやズームもストレスなく行えるため、ライド中の操作効率が向上しています。従来モデルで「もっさり」と感じていたユーザーからは、買い替えて良かったとの声が聞かれます。
GPS精度の高さ
海外の専門サイトDC Rainmakerのテストでは、Edge 850のGPS精度は「非常に良好」と評価されています。森の中のトレイルでどちら側を走っていたかまで正確に記録されるとの報告もあり、走行ログの正確性を重視するサイクリストから支持されています。
購入前に知っておきたいポイント
バッテリー持続時間の短縮
Edge 850の最大の弱点は、バッテリー持続時間が約12時間と前モデルの半分以下になったことです。高輝度ディスプレイの代償として、電力消費が増加しています。ただし、実際の使用では6時間のライドで残量65%程度との報告もあり、150km前後のロングライドであれば問題なく使用できるとの声もあります。バッテリー節約モードを使えば最大36時間まで延長可能ですが、画面輝度が低下するため、せっかくのディスプレイ性能を活かしきれない面があります。
重量の増加
Edge 840の84.8gに対し、Edge 850は113gと約30g重くなっています。自転車に装着してしまえば気にならない重量ですが、手に持った際には「ずっしり感」があるとの報告もあります。軽量化にこだわるサイクリストにとっては気になるポイントかもしれません。
価格の上昇
Edge 850の価格は85,800円(税込)で、Edge 840の発売時価格69,800円と比較すると約16,000円の上昇です。センサーセットは99,800円となっており、サイコンとしては高価格帯に位置します。この価格に見合う価値があるかどうかは、ディスプレイ品質や新機能をどれだけ重視するかによります。
他の製品と比べて
Edge 850 vs Edge 840:どちらを選ぶべきか
| 比較項目 | Edge 850 | Edge 840 |
|---|---|---|
| ディスプレイ | TFT LCD(高輝度) | MIP(省電力) |
| バッテリー | 約12時間 | 約26時間 |
| 重量 | 113g | 84.8g |
| スピーカー | あり | なし |
| Garmin Pay | 対応 | 非対応 |
| 価格 | 85,800円 | 69,800円前後 |
Edge 850を選ぶべき人は、画面の見やすさを最優先し、通常のライドが6時間以内で完結する方です。音声ナビゲーションやGarmin Payを活用したい方にも向いています。一方、Edge 840が向いているのは、ブルベや200km超のロングライドを頻繁に行う方、バッテリー持ちとコストパフォーマンスを重視する方です。
Edge 550という選択肢
Edge 550はEdge 850の廉価版で、価格は71,800円です。ディスプレイは同じTFT LCDですが、Garmin PayやスピーカーがなくEdge 850専用の機能が省かれています。内蔵メモリも32GBとなりますが、画面の見やすさは同等なので、音声ナビやGarmin Payが不要であればEdge 550も検討に値します。
購入前によくある質問
バッテリーは本当に12時間持つ?
公称値は約12時間(5Hz GPS使用時)ですが、実際の使用では画面輝度や使用機能によって変動します。6時間のライドで残量65%程度との報告があり、通常の使い方であれば150km前後のライドには十分対応できます。長距離ライドでは携帯バッテリーを持参するか、バッテリー節約モード(最大36時間)の活用を検討してください。
Edge 840から買い替えるメリットは?
最大のメリットは画面の見やすさです。直射日光下での視認性は明らかに向上しており、走行中のデータ確認がストレスフリーになります。また、音声ナビゲーションやGroupRide機能、Garmin Payなど新機能も追加されています。ただし、バッテリー持ちを重視するならEdge 840を継続使用する選択も合理的です。
初めてのGarminサイコンとしてどう?
GPSサイコン初心者でも問題なく使用できます。Garmin Connectアプリとの連携でセットアップも簡単で、以前のGarminデバイスからの設定移行も自動で行われます。価格は高めですが、長期間使用できる品質とGarminエコシステムの充実度を考えれば、最初から良いものを選ぶ価値はあります。
どこで買える?
Garmin Edge 850は、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの主要ECサイトで購入できます。Garmin直販サイトや、大手自転車ショップ(Y’s Road、サイクルベースあさひなど)でも取り扱いがあります。
価格は本体のみが85,800円(税込)、スピード・ケイデンス・心拍センサー付きのセットが99,800円(税込)です。センサーを持っていない方や買い替えを検討している方は、セット購入がお得です。
まとめ
Garmin Edge 850は「見やすさ」を極めた最新サイクルコンピューターです。1,000nitsの高輝度ディスプレイ、音声ナビゲーション、5Hz GPSなど、上位機種譲りの機能が詰め込まれています。
Edge 850が向いている方は、通常のライドが3〜6時間程度で完結し、画面の視認性やナビゲーション機能を重視するサイクリストです。最新テクノロジーを楽しみたい方、Garminエコシステムを最大限活用したい方にも最適です。
一方、ブルベや200km超のロングライドが中心の方、バッテリー持ちとコストパフォーマンスを重視する方は、Edge 840やEdge 840 Solarの方が満足度は高いでしょう。
画面の見やすさを優先するか、バッテリー持ちを優先するか。この判断ができれば、Edge 850を選ぶべきかどうかは明確になります。見やすさを選ぶなら、Edge 850は後悔のない選択になるはずです。
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