ビンディングペダルを使っていて、膝の痛みに悩んでいませんか。長距離ライドの後半になると膝が疲れてくる、クリートの位置調整がうまくいかない、そんな経験をお持ちの方は多いはずです。
また、レースやヒルクライムに挑戦するライダーにとって、しっかりした固定力も譲れないポイントですよね。固定力を求めるとフロート(遊び)が少なくなり、膝への負担が増える。このジレンマに悩むサイクリストは少なくありません。
そこで注目したいのが、WAHOO SPEEDPLAY ZEROです。0°〜15°の無段階フロート調整、3軸のクリート調整、そして両面キャッチという独自の機構により、膝への優しさと確実な固定力を両立しています。本記事では、SPEEDPLAY ZEROの特徴と、なぜ多くのサイクリストに選ばれているのかを詳しく解説します。
SPEEDPLAY ZEROが選ばれている理由

SPEEDPLAYは、ペダル側ではなくシューズ側にクリップ機構を持つという、他のビンディングペダルとは逆転の発想で設計されています。この独自構造により、ペダル本体を薄くでき、両面どちらからでもクリップインできるという大きなメリットが生まれました。
2019年にWahoo Fitnessがブランドを買収し、トリプルシールドベアリングの採用によってメンテナンスフリーを実現。旧モデルで指摘されていた定期的なグリスアップの手間がなくなり、より多くのサイクリストに受け入れられるようになりました。
現在、WorldTourチームのEF Education-EasyPostをはじめ、多くのプロチームがSPEEDPLAYを採用しています。プロが認める性能と信頼性は、ホビーライダーにとっても安心材料となるでしょう。
基本スペック
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| スピンドル素材 | ステンレススチール |
| ペダルボディ素材 | グリボリー |
| ベアリング | トリプルシールドカートリッジおよびニードルベアリング |
| 重量 | 222g(ペア) |
| スタックハイト | 11.5mm(3穴)/ 8.5mm(4穴) |
| Qファクター | 53mm / 56mm / 59mm / 65mm(選択可能) |
| コーナリングクリアランス | 39° |
| ペダルのフロート角 | 0°〜15°調整可能 |
| リリース角度 | 0°〜7.5°微調整可能 |
| 付属クリート | スタンダードテンションクリート |
ZEROはステンレススチール製スピンドルを採用しており、下位モデルのCOMP(クロモリ製)と比較して剛性と耐久性に優れています。ペア重量222gは、最上位のNANO(168g)より重いものの、価格差を考えると十分に軽量な部類に入ります。
スタックハイトは3穴シューズで11.5mm、4穴シューズで8.5mmと業界最薄クラス。シューズとスピンドルの距離が近いことで、ダイレクトなパワー伝達を実現しています。
注目したい機能
0°〜15°の無段階フロート調整

SPEEDPLAYの最大の特徴が、クリートのフロート角を0°から15°まで無段階で調整できる点です。膝は曲げ伸ばしの際にわずかにねじれる動きをしますが、フロートが固定されていたり少なすぎたりすると、このねじれを吸収できず膝に負担がかかります。
SPEEDPLAYでは自分の膝の動きに合わせてフロート量を細かく設定できるため、膝への負担を最小限に抑えることが可能です。実際、膝のトラブルに悩んでいたサイクリストがSPEEDPLAYに乗り換えて痛みが軽減したという報告は数多く見られます。
3軸クリート調整
クリートの位置調整は、前後・左右・回転の3軸で行えます。前後調整幅は最大13mm、左右調整幅は最大8mm。さらにリリース角度も0°〜7.5°で微調整可能です。
バイクフィッターの間でもSPEEDPLAYの調整幅の広さは高く評価されており、シューズとペダルの相対位置を最適化することで、ペダリング効率の向上と怪我の予防につながります。
両面キャッチ

ペダルの表裏どちらからでもクリップインできる両面キャッチ構造は、一度体験すると他のペダルには戻れないという声も多い機能です。
信号待ちからの発進時にペダルの向きを確認する必要がなく、瞬時にクリップイン可能。集団走行中の咄嗟の場面でも、足元を見る余裕がないときにこそ真価を発揮します。
ウォーカブルクリート
SPEEDPLAYのクリートは、カバー一体型のウォーカブル設計を採用しています。クリート単体でも歩行時にクリート本体が地面に直接接触しにくい構造になっており、コンビニ休憩や観光スポットでの散策も快適に行えます。
メンテナンスフリー設計
Wahoo世代のSPEEDPLAYは、トリプルシールドカートリッジベアリングを採用。旧モデルでは定期的なグリスアップが必要でしたが、新型ではその手間が不要になりました。雨天走行後も特別なメンテナンスは必要なく、通常の清掃だけで長期間スムーズな回転を維持できます。
利用者から評価されている点
膝の痛みが軽減された
SPEEDPLAYへの乗り換え理由として最も多く挙げられるのが、膝の痛みの軽減です。フロート角の微調整により、自分の膝の動きに最適化したセッティングが可能なため、長距離ライドでも膝への負担が少なくなったと評価されています。
かつてサクソバンク(現在のLidl-Trek)がチーム全体でSPEEDPLAYを採用した際も、膝のトラブル軽減が導入理由の一つとして挙げられていました。
しっかりした固定力
ZEROに付属するスタンダードテンションクリートは、イージーテンションクリート(COMP付属)と比較してしっかりした固定感を得られます。スプリントやダンシングでの踏み込み時にも、ペダルと足が一体化している感覚があり、パワーをロスなく伝達できると評価されています。
レース志向のライダーや、上り坂でダンシングを多用するヒルクライマーにとって、この固定力の違いは大きなポイントとなります。
両面キャッチの利便性
信号の多い市街地走行や、集団走行中の再発進時に、ペダルの向きを気にせずクリップインできる利便性は、多くのユーザーから高く評価されています。特にビンディングペダル初心者から中級者にかけて、立ちゴケのリスク軽減につながるという声もあります。
気になる点・注意点
クリートカバーの消耗
ウォーカブルクリートのカバー部分は、歩行頻度が高いと消耗が早まる傾向があります。カバーは交換可能ですが、頻繁にコンビニや観光地で歩く方は、予備を用意しておくと安心です。
砂・土への弱さ
クリートの構造上、砂や土が詰まると着脱が渋くなることがあります。グラベルライドや未舗装路を走る機会が多い方は、ライド後にクリート周りの清掃を習慣づけると良いでしょう。
専用シューズの互換性
SPEEDPLAYは3穴または4穴のロードシューズに対応しています。多くのロードシューズはSPD-SL(3穴)とSPEEDPLAY(3穴または4穴)の両方に対応していますが、購入前にシューズの穴位置を確認することをおすすめします。
価格
公式価格は¥28,000(税込)で、シマノのSPD-SLペダル(ULTEGRA PD-R8000が約¥20,000前後)と比較するとやや高価です。ただし、膝への優しさや両面キャッチの利便性、ステンレス製スピンドルの耐久性を考慮すると、長期的なコストパフォーマンスは高いと言えます。
他の製品と比べて
SPEEDPLAYラインナップ内での比較
| モデル | スピンドル | 重量 | 付属クリート | 公式価格 | おすすめの人 |
|---|---|---|---|---|---|
| NANO | チタン | 168g | スタンダード | ¥55,000 | 軽量重視のレーサー |
| ZERO | ステンレス | 222g | スタンダード | ¥28,000 | 固定力と耐久性重視 |
| COMP | クロモリ | 232g | イージー | ¥20,900 | 初心者・予算重視 |
| AERO | ステンレス | 224g | スタンダード | ¥35,200 | エアロダイナミクス重視 |
ZEROは、COMPよりも剛性の高いステンレス製スピンドルと、しっかりした固定力のスタンダードテンションクリートを備えています。レースやヒルクライムでパフォーマンスを発揮したい方、長期間使える耐久性を求める方には、ZEROがベストバランスの選択肢となります。
一方、ビンディングペダルが初めての方や、予算を抑えたい方にはCOMPも良い選択です。イージーテンションクリートは着脱がしやすく、慣れるまでの移行がスムーズです。
SPD-SLとの比較
| 項目 | SPEEDPLAY ZERO | SHIMANO SPD-SL |
|---|---|---|
| クリップイン | 両面 | 片面 |
| フロート調整 | 0°〜15°無段階 | 0°/2°/6°固定 |
| クリート調整 | 3軸(前後・左右・回転) | 前後・左右 |
| 歩行性 | ウォーカブルカバー付き | 歩きにくい |
| メンテナンス | フリー | 必要に応じて |
SPD-SLはシェアが高く、対応シューズや情報が豊富なメリットがあります。一方、SPEEDPLAYはフロートの調整幅、両面キャッチ、歩行性で優位性があります。膝のトラブルを抱えている方や、細かいフィッティングを追求したい方には、SPEEDPLAYが向いています。
購入前によくある質問
SPD-SLシューズでも使えますか?
はい、3穴対応のロードシューズであれば使用可能です。多くのロードシューズはSPD-SLとSPEEDPLAYの両方に対応しています。ただし、SPEEDPLAYの4穴クリートを使用する場合は、4穴対応シューズが必要です。
COMPとZEROで迷っています。どちらがおすすめですか?
レースやヒルクライムでしっかりした固定力が欲しい方、長期的な耐久性を重視する方にはZEROをおすすめします。初めてのビンディングペダルで着脱のしやすさを優先したい方、予算を抑えたい方にはCOMPが向いています。
クリートの寿命はどのくらいですか?
走行条件や歩行頻度によりますが、一般的なホビーライダーで1〜2年程度とされています。クリートカバーは消耗品として別売りされているため、カバーの交換だけで延命することも可能です。
イージーテンションクリートへの変更は可能ですか?
はい、別売りのイージーテンションクリートに交換可能です。固定力が強すぎると感じた場合や、着脱をより楽にしたい場合に対応できます。
どこで買える?
WAHOO SPEEDPLAY ZEROは、Amazonや楽天市場のほか、サイクルショップで購入可能です。公式価格は¥28,000(税込)ですが、販売店によって価格が異なる場合があります。
正規代理店であるIntertecの取扱店で購入すると、国内保証を受けられるため安心です。
まとめ
WAHOO SPEEDPLAY ZEROは、膝への優しさと確実な固定力を両立した、レース志向のサイクリストにも満足できるビンディングペダルです。
0°〜15°の無段階フロート調整と3軸のクリート調整により、自分だけの最適なペダリングポジションを追求できます。両面キャッチは日常使いでのストレスを大幅に軽減し、ウォーカブルクリートは休憩時の歩行も快適にしてくれます。
ステンレススチール製スピンドルとスタンダードテンションクリートの組み合わせは、スプリントやダンシングでもしっかりとしたパワー伝達を実現。長期間使える耐久性も魅力です。
膝の痛みに悩んでいる方、SPD-SLからの乗り換えを検討している方、レースやヒルクライムでパフォーマンスを発揮したい方に、SPEEDPLAY ZEROはおすすめの選択肢です。
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