Zwiftでトレーニングを継続することは、多くのサイクリストにとって永遠の課題です。仕事や家庭の都合、天候、そして単純なモチベーション低下によって、せっかく始めたインドアトレーニングが途切れてしまうことは珍しくありません。そんな継続の難しさを解決するために、Zwiftが2025年4月のアップデートで導入したのが「Streak Flair(ストリークフレア)」です。この機能を活用すれば、トレーニング継続の成果がアバターに表示され、自分自身へのご褒美としてだけでなく、他のZwifterへのアピールにもなります。
Streak Flairとは何か

Streak Flairは、Zwiftのウィークストリーク(週間連続ライド記録)の達成状況をアバターのジャージポケットに表示する装飾機能です。2025年4月のゲームアップデート(v1.87)で新たに追加されました。
この機能の主役となるのが、Zwiftの公式マスコットキャラクター「Scotty(スコッティ)」というリスのキャラクターです。ストリークを継続するほど、このScottyがより精巧なデザインで表示されるようになります。ストリークが途切れてしまうと、Scottyはジャージのポケットの奥に隠れてしまい、再びストリークを積み上げることで戻ってきます。
3段階のマイルストーン
Streak Flairには3つのマイルストーンが設定されており、ストリーク継続週数に応じてフレアのデザインが進化していきます。

| マイルストーン | 必要週数 | フレアの内容 |
|---|---|---|
| Pocket Medal | 4週間 | Scottyのメダリオン(メダル)がポケットから覗く |
| Keychain Scotty | 12週間 | Scottyのプラッシュキーホルダーが表示される |
| Animated Scotty | 24週間 | Scottyが手を振るアニメーション付きで登場 |
最初のマイルストーンである4週間は、約1ヶ月の継続で達成できる比較的現実的な目標です。12週間(約3ヶ月)を達成するとキーホルダータイプのScottyに進化し、さらに24週間(約6ヶ月)の継続で最高峰のアニメーション付きScottyを獲得できます。Zwift Insiderの調査によると、アクティブなZwifterの約53%が4週以上のストリークを維持しており、6ヶ月以上の長期ストリークを達成しているのは約9%とされています。
Week Streak(ウィークストリーク)の基本ルール
Streak Flairを獲得するためには、まずウィークストリークの仕組みを理解しておく必要があります。
ストリーク継続の条件
ストリークを維持するために必要なのは、週に1回、2km(1.25マイル)以上のライドを完了することだけです。高強度のワークアウトや長距離ライドは必須ではなく、短い回復ライドやウォームアップ程度でもカウントされます。
Zwiftにおける「1週間」の定義は、月曜日の00:00から日曜日の23:59まで(使用デバイスのローカルタイム基準)となっています。つまり、日曜日の深夜までにその週のライドを完了すれば、ストリークは継続されます。
XPボーナス報酬
ストリークを継続することで、毎週XPボーナスが付与されます。このボーナスはZwift内でのライド時に自動的に加算されます。
| ストリーク週数 | 獲得XPボーナス |
|---|---|
| 1週目 | 300 XP |
| 2週目 | 400 XP |
| 3週目以降 | 500 XP(毎週) |
3週目以降は毎週500XPが継続的に付与されます。500XPは距離にして約25km分のライドに相当するため、ストリークを維持するだけで実質的に25km分のXPを毎週獲得できる計算になります。レベルアップを効率的に進めたいZwifterにとって、ストリーク維持は非常に重要な戦略といえます。
Streak Saver(ストリークセーバー)の活用
忙しい週や旅行中など、どうしてもZwiftに乗れない状況は誰にでも起こり得ます。そんなときに役立つのがStreak Saver機能です。
獲得条件と保持数

Streak Saverは12週間連続でストリークを達成するごとに1つ獲得でき、最大2つまで保持できます。つまり、24週間連続でライドを続けると2つのStreak Saverがストックされます。
自動使用の仕組み
Streak Saverは、対象となるアクティビティがない週に自動的に使用されます。手動で使用するかどうかを選択する必要はありません。ただし、Streak Saverを使用すると12週間のカウンターはリセットされるため、次のStreak Saverを獲得するには再び12週間の連続ライドが必要になります。
長期的にZwiftを楽しむ予定があるなら、まずは12週間の継続を目標にしてStreak Saverを確保しておくと安心です。
Streak Flairの設定方法
Streak Flairはデフォルトでは無効(OFF)に設定されています。せっかくストリークを達成していても、設定を変更しなければ自分にも他のプレイヤーにもフレアは表示されません。
有効化の手順
Zwiftゲーム内でメニューを開き、「設定」を選択します。次に「オーディオ&ビデオ」セクションに移動すると、「Streak Flair」という項目があります。この設定を「楽しい」に変更することで、Streak Flairが有効になります。設定変更後は、次回のライドからアバターにフレアが表示されるようになります。

ストリークを継続している状態で設定を有効化すると、現在の継続週数に応じたフレアが即座に反映されます。

屋外ライドでのストリーク維持
2025年4月のアップデート以降、屋外でのライドもストリーク継続の対象としてカウントされるようになりました。これにより、天気の良い日は外を走り、悪天候の日はZwiftでトレーニングするという柔軟なスタイルが可能になっています。
連携方法
屋外ライドをストリークにカウントするためには、GarminまたはWahooのサイクルコンピューターとZwiftアカウントを連携させる必要があります。Zwiftの設定画面からサードパーティ連携を選択し、使用しているデバイスのアカウントを接続してください。連携完了後、対象デバイスで記録した2km以上の屋外ライドがストリーク維持にカウントされます。
ただし、屋外ライドではXPボーナス(300/400/500XP)は付与されません。XPボーナスを獲得するには、その週のうちに1回はZwift内でライドを完了する必要があります。
ストリーク継続のコツ
長期間のストリーク維持を目指すなら、いくつかの実践的なポイントを押さえておくと効果的です。
週の前半にライドを済ませておくと、後半に予定が入っても余裕を持って対応できます。月曜日や火曜日に短いライドを完了しておけば、その週のストリークは確保されたことになります。
また、継続が目的であれば、毎回ハードなワークアウトをこなす必要はありません。疲労が溜まっているときや時間がないときは、10〜15分程度の回復ライドやフリーライドで十分です。2km以上を走れば条件は満たされます。
Zwift Companionアプリのホーム画面には現在のストリーク状況が表示されるため、定期的にチェックする習慣をつけておくと、うっかり忘れを防げます。
よくある質問
ストリークが途切れたらStreak Flairはどうなりますか?
ストリークが途切れると、Scottyはジャージのポケットの奥に隠れてしまい、フレアは非表示になります。再びストリークを積み上げて4週間を達成すると、またポケットからScottyが顔を出すようになります。過去のストリーク履歴は保持されませんが、新たに1週目からカウントが始まります。
Streak FlairをOFFにしたままでもストリークは継続されますか?
はい、Streak Flairの表示設定とストリークのカウントは別の機能です。設定をOFFにしていてもストリーク自体は継続され、XPボーナスも通常通り付与されます。いつでも設定を変更してフレアを表示させることができます。
ランニングはストリークにカウントされますか?
現時点では、ストリークにカウントされるのはサイクリング(Zwift内または連携デバイスでの屋外ライド)のみです。Zwift内でのランニングアクティビティは対象外となっています。
まとめ
Streak Flairは、Zwiftでのトレーニング継続を「見える化」する機能です。4週間で最初のマイルストーンに到達し、12週間でStreak Saverを獲得、24週間でアニメーション付きScottyという最高峰のフレアを手に入れることができます。設定はデフォルトでOFFになっているため、まずは「オーディオ&ビデオ」設定から「楽しい」に変更して有効化してください。毎週のXPボーナスを獲得しながら、ポケットのScottyと一緒にトレーニングを継続していきましょう。


